2014年12月28日日曜日

正月休みに読みたい!スマホ関連電子書籍のおすすめ2冊

ビジネス誌の特集記事を電子書籍化した「マイクロコンテンツ」の、最近のおすすめを2冊ご紹介。

これは非常に読み応えがあった。
タイトルだけ見ると日本の格安スマホの話のようだが、それはほんの一部にすぎない。主題は中国の小米など「スーパーチープ端末」を生産するメーカーと、iPhoneの受託生産を行う鴻海などのメーカーの実体だ。実際に中国の工場に飛んでのルポは非常に生々しい。また小米の端末を分解してどんな部品が使われているかの分析や、日本の格安スマホメーカー(フリービット・コヴィア・フリーテル・ジーニー)と中国メーカーとの関わりについても具体的に書かれている。
通常、マイクロコンテンツは5分~10分でサクッと読めてしまうのだが、本書は内容が濃いためじっくり読んでしまった。


先ほどの「激安スマホ時代がやってくる!」は、今まさに乗りに乗っている中国企業の話だったが、一転してこちらは、現在どん底にいる国内企業の話。ちょうど先月社長交代を発表したソニーモバイルについての特集だ。
スマートフォン事業について「進むも地獄、退くも地獄」と本文中にある通り、読んでいてこちらまで胸が痛くなってくるような、苦しい状態が続く。小米のようなスーパーチープ端末が大量に生産され、ソニーモバイルのような高価格帯の端末が押されているという現状は理解できるが、この特集を読む限り、不調の原因はそのような時代の遷移よりむしろソニー内部にある、ということが言えそうだ。
ウォークマンからプレイステーションにかけての黄金時代を知っている人間が読むと、誠に寂しい。

現在、日本の四大スマホメーカー(ソニー・富士通・シャープ・京セラ)で、唯一ソニーだけが国内MVNO向け端末を出していない。来年にはVAIOスマホも出るが、これは変化球だろう。ソニーモバイルは直球を投げるのか。「XperiaをMVNOで使いたい」という需要はあると思うのだが・・・。

上の2冊、東洋経済・ダイヤモンドと出版社は別々で、記事初出の時期も違うのだが、続けて読むとまるで一つの特集のように感じられた。