2014年5月28日水曜日

女の子向けスマートフォン「Fairisia フェアリシア」、押さえておきたい3つのポイント


バンダイナムコグループの玩具メーカーであるメガハウスが、女の子向けスマートフォン「Fairisia フェアリシア」を発表した。7月下旬発売予定で、トイザらス等玩具店での販売となる。価格は22990円。

玩具メーカーから初めてのスマートフォン発売!|株式会社 メガハウスのプレスリリース

昨日開催の『日本おもちゃ大賞2014』第3次審査でお披露目されたそうで、週アスPLUSに最速レビュー記事が掲載されている。

JS向けSIMフリースマホ『Fairisia』が7月発売 最速実機レポート - 週アスPLUS

本日メーカーから正式発表され、いろいろな所で話題となっているが、このブログ的に押さえておきたいポイントを3つまとめてみた。

1. 端末はCovia製、ただしSIMフリーではない


スマートフォン本体は、あのCoviaが製造している。

コヴィア、メガハウスから発売の親子の『欲しい』を叶えるティーンズスマートフォン「Fairisia フェアリシア」に開発協力 (http://fairisia.jp/) | 株式会社コヴィア・ネットワークス | プレスリリース配信代行サービス『ドリームニュース』

いきなり残念なお知らせだが、先月発売された子供向けスマホ「ポラスマ」のように、SIMフリーではない。それだけでなく、後述する専用SIMのみ利用可能になっている。

スペックとしては、4インチ画面、デュアルコアCPU、RAM512MB、 Android4.2、GooglePlay対応。同じCoviaのCP-F03aに比べるとやや寂しい内容だ。
また、FOMAプラスエリアには対応しているがLTEは非対応。


2. 回線はIIJ、専用SIMのみ利用可


PC Watchの記事によると、IIJのSIMがバンドルされるとのこと。

メガハウス、女子小中学生向けの4型Androidスマホ「Fairisia」 ~端末、SIM、アプリをまとめて提供 - PC Watchより引用:
SIMカードはメガハウス自身が総務省の通信事業者としての認可を受けて販売するもので、NTTドコモのMVNOであるIIJから供給を受ける。

ただし、APNを追加設定できないようになっており、事実上バンドルされたSIMしか使えない。

メガハウス、女子小中学生向けの4型Androidスマホ「Fairisia」 ~端末、SIM、アプリをまとめて提供 - PC Watchより引用:
Androidの設定画面がAPNを新規追加できないようにカスタマイズされていることから、事実上、セット販売されるSIMカードしか利用できないようになっている。

ドコモのSIMロックがかかっているのはともかく、専用SIMしか使えないという仕様は残念だ。
また、090/080番号の音声通話には対応しないが、IP電話アプリがプリインストールされる。これはCoviaのアプリを使っている。

コヴィア、メガハウスから発売の親子の『欲しい』を叶えるティーンズスマートフォン「Fairisia フェアリシア」に開発協力 (http://fairisia.jp/) | 株式会社コヴィア・ネットワークス | プレスリリース配信代行サービス『ドリームニュース』より引用:
また「Fairisia フェアリシア」には、コヴィア・ネットワークスが提供するスマートフォン向けIP電話サービスをプリセットしています。


3. 回線契約は必須、月額料金は高め


専用SIMしか使えないということで、「それなら回線契約せずにWi-Fi専用機として使えばよいのでは?」と思った人もいるかもしれない。しかし、プレスリリースに以下のようにあるので、回線契約は必須のようだ。

玩具メーカーから初めてのスマートフォン発売!|株式会社 メガハウスのプレスリリースより引用:
*本商品をご利用頂くには、必ず別途有料通信サービスへのお申込みが必要です。

で、その専用SIMの料金だが。

玩具メーカーから初めてのスマートフォン発売!|株式会社 メガハウスのプレスリリースより引用:
以下のサービスが一つになった2,390円(税別)の月額料金プランです。
・データ通信ができます。
・IP電話ができます。
・月間1GBが高速で楽しめます。
・遠隔ロック機能(紛失時データ消去・GPS探索機能等)搭載
・セキュリティアプリ(「スマートフォンセキュリティ」・ 「Wi-Fiセキュリティ」)搭載
・「超ブルーライト削減」搭載

うーん・・・。
通信関係としては「高速通信量月1GB分+IP電話基本料」だけで、あとはアプリの機能だ。遠隔ロック機能等、他社のSIMフリースマホには無い機能があるとはいえ、これで月額2390円は正直言って高いと思う。

この他に別途、初期費用3000円と、ユニバーサルサービス料・通話料がかかる。
また、ケータイWatchによると「7カ月以内に解約する場合、契約解除料(最大1万1950円)がかかる」とのこと。


今回の企画は、玩具メーカーが「スマートフォン本体から通信までをパッケージ販売する」という新しい試みで、それ自体は素晴らしいと思うのだが、端末にしてもSIMにしても「他の選択肢を知っている」人から見ると、はっきり言って高い。それがただただ残念。
IIJmio本体が「月1GBで900円」なのだから、その他の費用込だとしても、もう少し月額料金を引き下げて欲しかった。

また、子供向けにペアレンタルコントロール機能があるスマートフォンということであれば、先月発売された「ポラスマ」の方が、自由にMVNOを選べるという点ではおすすめだ。
こども向けSIMフリースマホ「ポラスマ」発表! | もちあるいてなんぼ。

子どもの“本物志向”を叶える、JS向けスマホ「Fairisia」 - ケータイ Watchより引用:
今後は、男の子向けや、違った年齢層をターゲットにした製品展開も検討しているという。

・・・ということなので、価格面も含めて今後の展開に期待。