2014年4月18日金曜日

ビックカメラの格安スマホ、3つの不安


先ほどの記事でお知らせした「ビックカメラの格安スマホ」が、正式に発表された。
もちあるいてなんぼ。: 【更新】ビックカメラも「格安スマホ」参入へ

BIC SIM音声通話パックとCovia CP-F03aのセット(月額2830円)の他に、Fonepad Note 6のセット(月額3580円)およびNexus7-LTEのセット(データ通信のみ、月額2580円)も合わせて販売開始となった。全国合計で1000セット限定とのこと。

今朝、「ビックが格安スマホ参入」の一方を聞いた時はテンションが上がったのだが、詳細が分かって、ちょっと残念な気持ちになってしまった。
イオンの場合、客層が「ドコモMVNOなんて知らないし聞いたこともない」という人が多かったと思うので、十分インパクトがあったのだが、ビックの場合は違う。
ビックに来る人なら、ドコモMVNOについてそれなりに知識がある人も多いと思うのだ。しかし、今回のセットには何のひねりもない。本当に「BIC SIMと端末のセット(ただし端末代は24回分割払い)」というだけなのだ。
イオンの場合は、Nexus4単体で買うよりセットの方が安くなるという特典もあったが、今回のセットは単体で買うのとほとんど価格が変わらない、というのもテンションが下がる理由のひとつだ。
(BIC SIMには、公衆無線LANサービスが無料でバンドルという特典がすでにあるので、あまりいろいろ言うのは酷なのだが)

今日もあちこちで「格安スマホ」というニュースが出ているし、こうしてドコモMVNOが話題になるのは大変嬉しいのだが、ビックカメラにはもう一工夫してほしかったというのが本音だ。
(CP-F03aのセットにだけ、液晶保護フィルム貼りサービスが付いているそうだが・・・)

前置きが長くなったが、本題の「3つの不安」について。
ひとつめ。今回の報道を見ていて、気になるのが「格安スマホだから速度が遅い」という印象を受けることだ。
例えば産経の記事。

ビックカメラも低額スマホ参入 大手の半分以下、月2830円から - MSN産経ニュースより引用:
中堅の通信機器関連メーカーのコヴィア製のスマホ「FleaPhone」で、月間1ギガバイトのデータ通信が利用できる。ただ、最大通信速度は毎秒14・4メガビットと、携帯電話大手の10分の1程度となっている。

「大手に比べて速度が遅い」のは確かだが、今回の場合は端末の仕様で3Gしか使えないからであって、IIJmio側が速度制限をしている訳ではない。
「イオンのスマートフォン」の場合はb-mobile側が200kbpsに制限しているが、BIC SIMは1GBまではフルスピードだ。その辺を誤解して「格安スマホは何でも遅い」と思われそうで怖い。

これは全体的な話だが、あと2つは実際に購入した人についての不安。
まず、BIC SIMはイオンと違って、店頭で開通手続きは行わない。自分でオンラインサインアップを行う必要がある。
具体的には、IIJmioの申し込み専用ページにログインして、個人情報を入力し、本人確認書類(運転免許証など)をカメラで撮ってアップロードする・・・という手続きが必要だ。
詳しくはこちらの「IIJmio音声通話パックを購入済みの方」へ。
サービス概要 - お申し込みの流れ

さらに、申し込み後1週間程でSIMカードが届くので、これをスマホ本体にセットしなければいけない。(しかも今回のCP-F03aはSIMスロットが2つある)
もちろん説明書どおりに行えば難しいことはないのだが、イオンのスマホは購入者の多くがシニアだったと聞くので、ちょっと不安になる。

もうひとつは端末の問題。
CP-F03aはデュアルSIMスロット搭載で、価格も安く、私はとてもいい端末だと思っているが、スマホ初心者にとってはどうだろう?と思うところもある。
実は先月14日に発売されて以降、すでに4回もファームウェアアップデートが行われているのだ。
covia - ネットアプライアンスのブランド「Covia」: CP-F03aのファームウェアアップデートのお知らせ

まめにアップデートが行われているのは非常に好ましいのだが、その一方でまだ本体が安定していないとも評価できる。
なので、アマゾンの以下のレビューに、私も同意だ。

Amazon.co.jp: Covia SIMフリー スマートフォン FleaPhone CP-F03a ( A...の TOMO太郎さんのレビューより引用:
携帯電話を通して新しいガジェットをあれこれ楽しめるという人向けだと思います。逆に購入した時点で完璧な動作環境や使用感を求める方には向いていないかもしれません。

とはいえ、Android4.4 KitKatへのアップデートも予定しているそうなので、そこにはとても期待している。

【関連記事】
その後、第三弾発売でいろいろ改善があった。詳しくは以下の記事へ。
ビックカメラの格安スマホ第三弾発売と、IIJの本気 | もちあるいてなんぼ。
もちあるいてなんぼ。: Nexus4+b-mobileで月額2980円!「イオンのスマートフォン」4月開始予定
もちあるいてなんぼ。: CoviaのSIMフリースマホ第二弾「CP-F03a」はSIM2枚挿し可能!