2014年3月1日土曜日

「低価格SIMカード利用者の満足度調査」結果が面白い!

2月26日、MMD研究所から「低価格SIMカード利用者の満足度調査」結果が発表されて話題となった。

https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1286.html
低価格SIMカード利用者の満足度、69.2%が満足と回答|調査データ

これまでも大手キャリアの通信満足度調査等はあったが、ドコモMVNOに特化した第三者機関の調査というのは、おそらく初めてではないかと思う。
調査結果サマリを引用しながら詳しく見ていきたい。

まず、今回の調査対象となったのは、OCN、IIJ、BIGLOBE、日本通信のユーザ各250人で、合計1000人。調査期間は2月18日~24日までの6日間。
ユーザの属性(年代や性別)はサマリでは公開されていないが、一つ公開されているのは「ユーザの利用期間」だ。
これによると、低価格SIMカードの利用期間が1年以上の人はわずか15.7%。
例えばb-mobileイオンSIMが発売された頃に使い始めた人なら、利用期間は2年半を超えている。このようなベテランユーザは、この調査結果では1割未満と見ていいだろう。

それをふまえた上で、この調査結果で一番の話題となった「事業者別の利用者満足度」を見てみよう。
サマリではざっくり

IIJ77.6%、OCN 72.8%、BIGLOBE 72.0%、日本通信54.4%

と書かれており、日本通信が他に比べてかなり低めとなっている。
しかしこれは「満足」「やや満足」を足した数字だ。日本通信は「どちらでもない」の比率が他の3事業者に比べて圧倒的に高い(他の事業者は2割ほどだが、日本通信は39.6%と、ほぼ4割に達している)。

今から2年くらい前にイオンSIMを使っていた人は(私もその中の一人だが)、「とくかく遅い、遅い」と感じていた人が多いだろう。しかしこの調査結果では、2年超ユーザは1割いるかいないかで、多くはここ1年以内に使い始めた人達だ。その人達の結果では「やや満足」が4割、「どちらでもない」が4割もいるのだ。
日本通信はかなり善戦した方だと私は思うのだが・・・。

次に興味深い結果として、「低価格SIMカードを利用しているデバイス」がある。

スマートフォンが最も多く60.1%、次いでタブレットが23.0%、モバイルルーターが16.0%

ドコモMVNOが利用できる端末で、一番入手しやすいのはNexus7だろうと思っていたので、もっとタブレットの比率が高いと予想していた。しかし意外とスマートフォンユーザが多い。タブレットの倍以上とは驚いた。
デバイスの細かい内訳も知りたいところだが、それはサマリでは公開されていない。

もうひとつ、 「今後低価格SIMカードを購入する際に重視したい点」。

月額料金が最も高く90.2%、次いで初期費用が83.0%、通信速度が82.5%、通信品質80.0%

4つめに重視されているのが「通信品質」というのが気になる。他の3つは各事業者から数値が公開されているが(といっても「通信速度」は「理論上の速度」だが)、「通信品質」というのは口コミぐらいでしか分からない。第三者機関による調査データもない。
しかしこれだけドコモMVNO事業者が乱立してくると、「価格はもう十分に安いから、少しでも品質が良いところを選びたい」 と考えるユーザも多いはずだ。
口コミだけでなく、何か客観的なデータがあるといいのだが。