2013年5月21日火曜日

「LINEにドコモ通話ボタン」は、新たなトラブルの火種となるか?

先週の2012年夏モデル発表と同時に、電撃的に発表されたドコモとLINEとの協業
ここで発表された協業のポイント4つのうち1つが、LINEユーザの間で話題になっているという。

「LINE」アプリで表示されるユーザープロフィール画面に、ワンタッチですぐにドコモの音声回線を使って電話ができる通話ボタンを2013年7月~9月に配置いたします

via: 報道発表資料 : NTTドコモとLINEがスマートフォンにおけるLINEアプリの利便性・サービス向上を目的とした協業に合意 | お知らせ | NTTドコモ

これについては、夏モデル発表会の質疑応答でも、以下のようなやりとりがあった。

LINEについて。ドコモ回線を使ってアプリから通話した場合は、通常のドコモの通話料になる?

A:
通常のドコモの音声通話の料金です。

via: NTTドコモが2013夏モデル新商品新サービス発表会をライブ中継 - GIGAZINE

確かにこの答えは言葉足らずだと思うが、これらの発表や発言が「ドコモのLINE通話はすべて有料になる」という勘違いを引き起こしてしまったのだ。

LINEにドコモ回線(有料)のワンプッシュボタン設置でLINEユーザー困惑 – ガジェット通信

私は、最初のプレスリリースを読んだときに、単純にこう思った。
LINEを使ったことがないので詳しくは分からないが、要は画面に「LINE無料通話」ボタンと「ドコモ音声通話」ボタンが設置されて、
  • LINE無料通話(データ通信回線を使った通話)は、今までどおり無料
  • ドコモ音声通話(音声回線を使った通話)は、有料
ということなのだろう、と。
しかし、そもそも「LINEは無料通話アプリ」だから使っているというユーザも多いはずで、「LINEから電話したら何でも無料だと思っていたのに、ドコモの通話は勝手に有料になった!」というクレームが多数寄せられることも、十分予想される。

しかし、上のようなケースは、きっとドコモもLINEも想定しているだろうから、「ドコモ音声通話」ボタンを押したら「この通話は有料です」というメッセージを出す等の対応はすると思うが、それなら「なぜ無料通話アプリにわざわざ有料の通話ボタンを付けるのか?」という新たなクレームになりかねない。

LINEはデータ通信回線を使っているので、平日昼休み時間帯や大都市の人混みの中では通信が遅延して「とてもじゃないが通話できない」ということもあると思う。
そういう時は「どうぞドコモの音声通話を使って下さい」という意味でのボタン設置だと思うのだが、そういう利点を上手く伝えていけるのか、上手く伝わらないままサービスインして大量クレームになってしまうのか、甚だ不安でもある。

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