2013年3月29日金曜日

日本通信がKDDIとソフトバンクにも相互接続を申請、今後の動きは?

昨日は大きなニュースがもうひとつ。


KDDIとソフトバンクモバイルにも、相互接続申し入れ|日本通信株式会社

日本通信が、KDDIおよびソフトバンクに対して相互接続を申請した。
もし実現すれば、現在相互接続しているドコモに加えて、日本の三大キャリアと相互接続することになる。
いま考えると、第3四半期決算の時に引用した三田社長のツイートは、このことを言っていたのか・・・と思う。
上が1月のツイートで、下が昨日のツイート。
ここで言う「キャリアには出来ないこと」がすなわち、今回の「ドコモ・KDDI・ソフトバンクとの相互接続」ということだろう。

ここで大事なのは、このリリース時点では「相互接続を申請」したに過ぎず、具体的なことはまだ何も発表されていないということだ。
とはいえ、もし実現したらどんなサービスが提供されるのか、は気になるところ。
これまでの日本通信の動きから、ちょっと予想してみた。

「SIM市場よりはるかに大きなモバイルソリューション市場の開拓に向けて今期の利益を積極的に投資し、リーダーシップを取っていく」との方針を示した。
via: ニュース - 日本通信の3Q決算は増収減益、今期は新規ビジネスの開拓に注力:ITpro

こちらの記事にもあるとおり、先日の第3四半期決算では、SIM販売よりM2Mなど企業向けの取り組みを重点として挙げていた。
また、今回の発表に関するITproの記事では、

KDDIやソフトバンクモバイルだけの回線を用いたサービスもパートナー企業の要望があれば提供する。
via: ニュース - 日本通信、KDDIとソフトバンクモバイルにもレイヤー2接続を申請:ITpro

とあるように、今後は企業向けをメインに、複数のキャリア回線を使った高信頼サービスを展開していくのではないかと。

日本通信といえばb-mobileであり、一般消費者から見れば「安価な料金プランのSIMカードを販売している会社」というイメージだが、今回のKDDI・ソフトバンクの相互接続が実現した後、すぐに「auとソフトバンクのSIMカードを発売!」という流れにはならないのではないだろうか。

もちろん、第3四半期決算の時も、企業向けの取り組みに重点を置くと発表した後に「6ヶ月定額SIM」といった一般消費者向け新商品を発表しているので、可能性はゼロではない。
公式アカウントもこのようにツイートしている。

それにしても、年度末を控えたこの時期にこのような発表を行うことに、日本通信のしたたかさを感じる。
実際、今日の株価はストップ高だったそうだ。

日本通信(9424):値幅制限いっぱいのストップ高となる14%(705円)高の5620円。KDDIとソフトバンクモバイルに対し、相互接続を正式に申し入れたと発表。両キャリアのネットワークを使用することで、カバレッジの広いLTEネットワークの提供など、広がりを持つサービスが可能になるとしている。
via: 【個別銘柄】パナソニク急落、三井金や東エレク高い、Vテクノ下落 - Bloomberg

三田社長のつぶやきが業績に結びつかないことで定評がある日本通信が実質「トリプルLTE」宣言でストップ高 : 市況かぶ全力2階建