2013年3月1日金曜日

「IIJmioプリペイドパック」発表!その目的とは

昨日、IIjmioがプリペイドSIMパッケージ「IIJmioプリペイドパック」を発表した。3月9日(土)より発売される。


価格はパッケージ代金と通信料金含めて4980円。500MBまで通信できる(有効期限は開通日の3ヶ月後月末まで)。
128Kbpsといった低速通信ではなく、フルスピードで使える(LTE対応)。

・・・という基本スペックだが、これだけだと「500MBで4980円って、ずいぶんコストパフォーマンスが悪いなあ」と思ってしまう。
実際、b-mobileの1GB定額が(有効期限30日とはいえ)定価3480円ということを考えると、このプリペイドSIMはやはり割高だ。

が、このSIMは単に「プリペイドプラン」というよりは、IIJmioの月額プランである「IIJmio高速モバイル/Dサービス」を契約する前の「お試しプラン」ととらえるべきだろう。
なぜならこのプランは、チャージして利用期間を延長することができない代わりに、「ミニマムスタート128プラン」「ファミリーシェア1GBプラン」「ライトスタートプラン」のいずれかに、初期費用無しで移行することができるからだ。

では、このお試しプラン的なプリペイドSIMを、IIJmioはなぜ今リリースするのだろうか。
その答えは、プレスリリースに隠されている。

GoogleTM Nexus 7モバイル通信対応モデル(型番:Nexus7-32T)などのSIMロックフリーのタブレット端末と、「IIJmio プリペイドパック」を家電量販店の店頭で購入し、組み合わせて利用することが可能です。

via: IIJとシネックスインフォテックがプリペイド型のデータ通信サービスの販売で協業 | 2013年 | IIJ

そう、このSIMパッケージは、「家電量販店の店頭で、Nexus7 3GなどのSIMフリー端末を購入する人が『一緒に買う』ことを想定した商品」なのだ。

現在、Nexus7 3GはGoogle Playでオンライン販売はされておらず、量販店の店頭で購入することになる。
この時、Nexus7 3Gを買う人全員が、あらかじめSIMカードを準備しているとは限らない。むしろ2台目のために、新たにSIMを用意するという人の方が多いのではないだろうか。
この時、SIMをオンラインで注文して後日届くよりは、その場で一緒に購入して、持って帰ってすぐ使える方が便利なことは間違いない。

また、プレスリリースにはこのようにも記載されている。

なお、IIJは同日、Amazonマーケットプレイスでも、「IIJmioプリペイドパック」を販売開始します。

via: IIJとシネックスインフォテックがプリペイド型のデータ通信サービスの販売で協業 | 2013年 | IIJ

SIMフリー端末はNexus7 3Gだけではない。『ドコモMVNOで使える3Gタブレット端末まとめ』でも書いたように、Amazonで取扱のある端末も多い。これらの端末と「まとめ買い」もできるように、Amazonでも販売を開始するということだろう。

もうひとつ、プレスリリースに気になる文章が。

MediaPad 7 Liteでは、IIJmioのAPN情報が事前に登録されており、SIMカードを挿入するだけで利用できます。

via: IIJとシネックスインフォテックがプリペイド型のデータ通信サービスの販売で協業 | 2013年 | IIJ

先日発表され、発売延期となっていたファーウェイのSIMフリータブレット「MediaPad 7 Lite」は、明日2日から販売開始されることになったが、この端末には初めからIIJmio向けの設定がされているという。ということは、今後「IIJmioプリペイドパック」とのセット販売もあり得るだろう。

ちなみに、今回の販路拡大にあたり、IIJはシネックスインフォテックという企業と提携している。
公式サイトを見ると「ASUSのNo.1ディストリビューター(卸売業者)」とあるので、今後Nexus7やPadFoneシリーズとのセットが出ることも期待できそうだ。

SIMフリータブレットの人気とともに、プリペイドSIMも日本通信とIIJmioの二強対決となり、面白くなっていきそうだ。