2013年3月10日日曜日

災害対策とスマートフォン~その時、モバイルをどう使うか~

EXIT
EXIT / naitokz


東日本大震災から明日で2年となる。
この1年の間、 「災害対策とスマートフォン」というテーマで何本か記事を書いてきた。
実はこのブログの裏テーマになっていると言っても過言ではない。
なぜかというと、昨年の記事にも書いたとおり、私自身が都内で震災に遭って帰宅困難者となった経験から、どうしても「もう一度起きたら今度はどうするか」ということを考えてしまうからだ。

この1年の記事を振り返りつつ、改めて「その時、モバイルをどう使うか」について考えたい。


日頃の備え


もちあるいてなんぼ。: 大災害に備え、常に持ち歩きたいものとは

昨年3月9日の記事。
ここで、モバイルの電源を確保するために「充電器と乾電池を持ち歩くべき」と書いたが、現在はポケットチャージャー01と、単三電池が入るUSB充電器を持ち歩いている。ポケットチャージャーの方は普段使い用だが、USB充電器の方は「いざとなったら乾電池で充電するため」用だ。やはり、何かの時に最も入手しやすい電源は乾電池だからだ。

通信手段の確保


もちあるいてなんぼ。: 私がPHSとスマートフォンを2台持ちする理由

この記事でも書いたとおり、私が2台持ちしている理由の一つは「非常時の通信手段確保のため」だ。
しかし、3.11以降「災害時も繋がりやすいウィルコム」という評判で契約者数が増え、逆に次の有事の際には「繋がりにくいウィルコム」になってしまうのではないかと懸念している。
もちろん、国内最大の契約者数を誇るドコモは当てにならない。
これだけスマートフォンが普及してしまった今となっては、音声通話やキャリアメールだけでなく、パケット通信も長時間輻輳で使えなくなるだろう。

となると、非常時に当てになるのは、街中のWi-Fiスポットなのではないか・・・と考えている。
もちろん、1スポットあたりの接続数には限りがあるので、皆が皆使える訳ではないが、なるべく多くのWi-Fiスポットを頭に入れておいて損はないだろう。

もちあるいてなんぼ。: 最近発表された無料Wi-Fiあれこれ

もちあるいてなんぼ。: 街中に広がる無料Wi-Fi、JR東日本の主要駅や銀座でも開始

もちあるいてなんぼ。: セブンイレブンの無料Wi-Fi「セブンスポット」を試す

もちろん、Wi-Fiでの通信を確保するなら、月額380円のワイヤレスゲートWi2 300等、有料のサービスを契約しておくのが一番いい。


連絡手段の確保


通信手段を確保したら、次に考えるのは「家族や友人との連絡」だろう。
3.11では通話やメールが使い物にならなかった代わりに、twitterやFacebookが連絡手段として役立った、というのはもはや定説。また最近ではLINEが急速にシェアを伸ばしているが、これらのサービスはメジャーになってしまったが故に、次の有事の際には 「もしかしたら繋がりにくくなるかも・・・」という心配がぬぐえない。
連絡手段は複数あるに超したことはないので、私はGoogleトークの利用をおすすめしている。

もちあるいてなんぼ。: 遅すぎるイオンSIMをそこそこ快適に使う Googleトーク編

また、安否確認であれば、スマートフォンだけでなくガラケーでもPCでも参照・更新できる「web171」が最強だ。

もちあるいてなんぼ。: 災害用伝言板の決定版「web171」


緊急速報(エリアメール)について


私は、非常時のモバイル通信の利用は「家族や友人との連絡」と「最新情報の入手」に限るべきだと思っている。まずバッテリーを温存しなければならないし、無用な通信を発生させると本当に必要な人が通信できなくなる、という理由もある。
が、「最新情報の入手」に限って言うと、3GやLTEといった通信を行わなくても受信できるものがある。ひとつがワンセグ、もうひとつが緊急速報(ドコモでは『エリアメール』)だ。

エリアメールについては、ドコモの契約者でなくても、ドコモ端末+ドコモMVNOのSIMで受信できることは何回か書いた。

もちあるいてなんぼ。: イオンSIMでエリアメールを受信しました

もちあるいてなんぼ。: hi-ho LTEでエリアメールを受信しました

が、緊急速報を受信する条件は意外と複雑だ。
これまでも何回か、自治体主催で「緊急速報を送信する避難訓練」が行われたが、「来るはずの緊急速報が来なかった」というトラブルが起きている。

もちあるいてなんぼ。: 大阪880万人訓練、緊急速報はなぜ届かなかったのか

明日も京都市で同じような訓練が行われるが、緊急速報はすべての人に届くものとは思わず、周りの誰か一人でも受信できたらそれに合わせて行動する、くらいに思っていた方がいいだろう。