2013年2月7日木曜日

NTT減益はドコモのせい?

NTT
NTT / Mokeneco


本日は2013年1月の携帯電話・PHS契約者数の発表があった。

1月の携帯・PHS契約数はドコモ再び純減、iPhone報道は否定 - ケータイ Watch

ドコモは昨年11月以来の純減となったが、ちょうどこの発表の前日、ドコモの親会社であるNTT持株会社の連結決算発表があり、その席でNTT社長が「ドコモは販売戦略を見直す時期」という意味の発言をしている。

ドコモの苦戦について、NTTの鵜浦社長は、iPhoneを念頭に「“大きなブランド”に苦戦している状況は今も変わらない。新しい商品で善戦しているのもあるが、販売戦略は変化の時期にそろそろ来ている」と述べました。

via: NTT社長 ドコモは販売戦略見直しを NHKニュース

この発言は、NTT連結決算の結果が「増収減益」となったことを受けてされたもの。

NTTの4~12月期、純利益25%増 ドコモ販促費で営業減益 :業績ニュース :企業 :マーケット :日本経済新聞

iPhone5に押されてドコモが苦戦しているのは確かだが、とはいえNTT全体の連結決算という観点で見たとき、本当にドコモだけが戦犯なのか?と首をかしげたくなった。

ご存じのとおり、auの好調ぶりはiPhoneや設備増強だけでなく、「スマートバリュー」に負うところが大きい。


au スマートバリュー | 料金・割引 | au

「スマートバリュー」は、KDDIの固定回線とauの携帯電話をセットで使うことで、料金が割り引かれるサービスだ。

また、私のところにも勧誘メールが来るのだが、ソフトバンクはウィルコムユーザに対して「MNPでソフトバンクのスマートフォンを契約するとパケット代金割引」というサービスを行っている。

ソフトバンクモバイルの提供する「パケットし放題フラット for 4G」の料金が2年間4,980円になる「ソフトバンクセット割」キャンペーンを実施します。

via: WILLCOM|ウィルコムプラザにおけるソフトバンクモバイルスマートフォンの取扱い開始について 〜ウィルコムプラザでソフトバンクモバイルのAndroid搭載スマートフォンを販売開始〜

つまり、auもソフトバンクも「グループ内の他の通信回線とのセット割引」を提供しており、これが少なからずグループ全体の利益に貢献していると思うのだ。

一方ドコモはというと、 親会社であるNTT持株会社が純粋な民間企業でない(NTTの株式の3割強を政府が保有している)ことが原因なのか、グループ間でのセット割引を提供していない。
やれるならとっくにやっていると思うので、どうしても出来ない事情があるのだろう。

ということを考えると、ドコモがiPhoneを扱わないことを「NTTグループ全体の減益」の理由にするのは、ちょっとドコモに厳しすぎるのでは?と思ってしまう。