2013年1月29日火曜日

週刊ダイヤモンド「誰が音楽を殺したか」に見る、電子書籍販売の今後

実は本日29日は、koboイーブックストアで初の「特選50作品半額セール」が行われている。

[クーポンコード:Readon]入力で半額 1/30 10時まで特選50作品 - Kobo

通常は平日限定(月曜日から木曜日のみ)で、1日数冊を半額にするセールを行っているが、50冊というのは初めて。
しかし、残念ながらこの中に買いたい本がなく、ついでに覗いてみたこのコーナーに、気になる本があった。

[期間限定ポイント、余っていませんか?]〜200円の本 - Kobo

誰が音楽を殺したか?
誰が音楽を殺したか?(ダイヤモンド社)[kindle][kobo]

CDが売れなくなったと言われて久しいが、苦しい音楽業界の現在についてのルポタージュである。
この電子書籍、もちろん中身も面白かったが、 このブログで書きたいのはこの本の配信形態についてだ。

実はこの本は、週刊ダイヤモンド2013年1月12日号の特集記事に、一部加筆修正して電子書籍化したものなのだ。

週刊誌の一特集なので、15分ほどで読めてしまう。そしてKindleでもkoboでも100円で売られている。
これは、週刊誌の新しい配信形態だな、と思った。
週刊ダイヤモンドを丸1冊買えば690円だが、読みたい特集だけ100円で売ってくれるなら、そちらのほうが自分は嬉しい。

しかし、これはこの本の内容ともかぶるものがある。
この本では、CD凋落の原因はレコード会社そのものにあると断じている。既得権を守るためにCDパッケージを売ることにこだわり、利益率が低いネット配信には力を入れてこなかった、と。

これはおそらく、書籍の流通にも同じことが言えるのではないだろうか。
既存の流通ルートを通して紙の書籍や雑誌を売る方が、出版社としても既得権を守ることができるはず。
それを壊して、利益率が高いとは思えない電子書籍での記事のバラ売りに、積極的になってくれるだろうか。

継続して利益があげられなければ、結局続かない。
書き手、読み手、出版社、電子書籍ストア、みなそれぞれに利益を得ることが出来る販売モデルができあがるといいのだが。