2012年9月28日金曜日

スーパーのイオンが何故SIMカード販売?その理由が面白い

イオンSIM
イオンSIM / kaidouminato


ここ数日たくさんの発表があって慌ただしかったが、この記事はぜひ紹介しておかねばなるまい。

ケータイ販売の新たな潮流 イオンがSIMカードとSIMフリースマホ販売に取り組む理由 - ケータイWatch

このブログの読者の方には、まさに必読記事だ。
私も最初から最後まで非常に興味深く読ませて頂いた。

内容は、イオン店内の携帯電話売り場を担当する「イオンニューコム事業部」へのインタビューとなっている。
イオンSIMが誕生するまでのいきさつや、先日のIIJmioNEC-102の取り扱い開始、そして今後の展開についても言及されている。

この記事で印象に残ったの点はいくつもあるが、まずはここ。
イオン側からです。当時、研究を重ねて 、月額で1000円を切るプランが提供できな いかと考え、日本通信さんと交渉を開始しました。

これは「イオンと日本通信と、どちらから先に声をかけたのか」という問の答えだが、これは本当に意外だった。販路を拡げたい日本通信が先に提案したものだとばかり思っていた。

しかも、顧客のニーズを研究して1000円を切るプランを考えたのは、なんとイオン側だったという。
今日我々が低速低額プランの恩恵にあずかることができるのは、実はイオンの中の人のおかげだったのだ。

もともとは主婦層がターゲットだった

もうひとつはここ。
最初は意外に感じたが、記事を読むとなるほどと思う。
イオンの携帯売り場には買い物ついでに立ち寄る主婦層が多いため、「携帯電話代が高い」という悩みの声を聞く機会も多いということだ。

・・・ところが。ふたを開けてみたら「ライトユーザではなくヘビーユーザが購買層のメイン」になってしまったというのが面白い。

品川シーサイド店の売れ行きがよいとあるが、昨年6月の発売当時はほんの数店舗でしか取扱がなく、都心からのアクセスが一番よかったのが品川シーサイドだったので、そこに買いに行く人が続出した・・・というのは、私もよく覚えている。
中にはイオンSIMの月額より高い交通費をかけて品川に行った、という人もいたと思う。

SIMフリー端末の取り扱いを開始したことについては、やはり「SIMと端末をセットで販売する必要がある」から、とのことで

なにぶん初めての取り組みでしたから、 国内メーカーの機種にしようと考えました

とあるが、これは大当たりだったのではないか。
売る方も国内メーカーのほうが交渉しやすいだろうし、買う方もヘビーユーザではなくライトユーザがターゲットなのだから、とりあえずNECカシオという名前で安心できるだろう。

実際、売り場での手応えはかなりあり、次を考えなければいけないとのこと。これは新機種に期待できそうだ。

今後はタブレットも含めデジタル関連売り場を拡張したい考えで、私も以前行ってきた「イオンデジタルワールド」にも触れられている。

先日売り場を見てきた記事を書いたが、イオンがこれらの販売に力を入れていると感じたのは気のせいではなく、綿密な販売戦略があったから、ということがよくわかった。
ケータイWatchさん、実にGJでした!