2012年9月29日土曜日

iPhone5の地図騒動とYahoo!マップの意地

iPhone Maps
iPhone Maps / smjb


iPhone5が発売されて後、ネタとして話題をさらってきた「マップ」問題。
ご存じの方も多いと思うが、実在しない「パチンコガンダム駅」があったり羽田空港が大王製紙になっていたりと、ネタに事欠かない。
日本だけでなく諸外国でも地図の精度の悪さが問題になっているらしく、ついにAppleのCEOが公式に謝罪する事態に陥ってしまった。

 iPhone5ユーザは、公式の代わりになるマップアプリ探しに必死のようで、ここ数日で比較記事がいくつも出ている。
iOS 6のマップアプリの代わりに使いたい地図アプリ6選 : ギズモード・ジャパン
【iOS 6】標準のマップアプリの代わりに使える、無料の地図アプリ・サービス。 - iPhoneアプリのAppBank
【iOS6】Apple独自のマップが不安な人へ、代替となる3つの地図アプリを紹介します|別冊サイボーイ

で、中でもイチオシとされているのがYahoo!マップである。

5つのアプリを比較検証してみた!iOS6のマップ代替アプリは「Y!ロコ」が最適! | 男子ハック

iOSのアプリは有料のものが多いが、これは無料でルート案内等にも対応しているのがポイント高い。 が、それだけではない。やはり「見やすさ」が地図の一番重要なポイントだと思うのだ。

これについて、YOLP公式ブログで、地図製作への熱い想いが語られている。
 これがニッポンの地図づくり! 地図職人のこだわりお見せします - Yahoo! Open Local Platform(YOLP)

私も地図を眺めるのは大好きで、このブログでも何回か地図アプリのレビューを書いている。
Yahoo!の地図については「軽量マップ」や「コンビニマップ」 を使ってきたが、Googleマップに比べて「文字の情報量が多いのに見やすい」という印象を持っていた。
この公式ブログを読んで、その理由がわかった気がした。そうか、手作業の時代からのノウハウの賜物なのか・・・。
「コンビニマップ」の地図

しかしここで疑問が浮かぶ。ヤフー社内にそんな昔から地図製作にかかわっている人がいるとは思えない。それにYahoo!地図にはゼンリンのコピーライトがついているではないか。
これはどういうことなんだろう?

調べてみると、こういうことだった。
詳細地図の元データはゼンリンから提供を受けたもので、ヤフーの子会社であるアルプス社の地図デザイン風に加工し、他の縮尺と合わせているという。
via: Yahoo!地図情報、1/1500と1/3000の詳細地図が1,300市区町村をカバー

(注:この記事の後、アルプス社はヤフーに吸収合併され清算されている)

元の地図はゼンリンの提供だが、ヤフー内に残っているアルプス社のスタッフが、昔からのノウハウで注記等を付けて加工している、ということらしい。

多種多様にカスタマイズされた地図を常に最新版で見て頂けるのは、地図づくりに長年携わってきた編集スタッフの熱いこだわりと、それを自動化させたエンジニアの高い技術力によるものと自負しています。
via: これがニッポンの地図づくり! 地図職人のこだわりお見せします - Yahoo! Open Local Platform(YOLP)

地図づくりは一朝一夕で出来るものではない、ぽっと出のアップルさんには負けませんよ、というヤフーの意地が見えてくる。
Appleは相当頑張らないといけないところに足を踏み入れてしまったようだ。