2012年8月3日金曜日

「電話MVNO」を標榜する日本通信の戦略

一昨日の「スマホ電話SIM」プレスリリースで、「電話MVNOとしての新たな一歩」というタイトルを掲げた日本通信。
今までもtalkingSIMやイオンSIMの音声付きプランを出しているのに、何をいまさら?と感じた人も少なくないだろう。

そんな日本通信の第一四半期決算説明会が本日開催された。
以前から日本通信の動向を追いかけているITproに、今回も詳細な記事が掲載されている。

ニュース - 日本通信が決算説明会、「市場開拓から攻めに転じる」:ITpro

この記事が非常に秀逸で、なぜ日本通信が突然「電話MVNO」と言い出したのか、その理由だけではなく、ここ最近の他のMVNOの動きとそれを受けた日本通信の今後の戦略が手に取るように分かる。

私がここ数ヶ月記事にしてきたことが、まさに1本の線でつながったような感じだ。

b-mobile以外にも、安価なプランのMNVOが出てきた

b-mobileの契約数が減少

他社が手がけていない「音声通話」に注力

・・・と、簡単に言うとこうなる。
「PairGB SIM」や「Turbo Charge」の投入も、他社との差別化を図るため、ということのようだ。

また、4月から6月の具体的な契約数も出ていて、「SIMの出荷枚数は4万8807枚」の一方で「アクティブ回線数は1万4729件」とのことだ。なんと3分の2近くが「死んだ回線」となっている。

解約理由についても「他のMVNOへの移行」が多いとのことで、ここ数ヶ月記事を書きながら感じていたことがそのまま現実になっている感じだ。

多彩なデータ通信プランを用意する一方、音声通話プランに軸足を移していくという戦略、今後どのように展開されていくのだろう。
その答えのひとつが、実は一昨日のプレスリリースに載っていた。

携帯音声網との相互接続やLTEにおけるフルIP電話サービスなど、電話MVNOとしての成長戦略を着実に準備し、一つ一つご提供していく計画です。

IP電話サービスは確実に来るようだ。

【追記】
ここに掲載されている説明会資料の表が、まさに「最近発表されたドコモMVNO一覧表」になっていて、自分でもちょっと笑ってしまった。