2012年8月28日火曜日

DTIとかIIJmioとかb-mobileとか、そもそもMVNOって何?という話

先週の水曜日(22日)、このブログの「ServersMan SIM 3G 100」関連の記事にびっくりするほど多くのアクセスがあり、何事かと思って調べたところ、読売新聞にこのSIMについての記事が載ったことを知った。

月額490円でスマホを使えるSIMカード : 超モバイル活用 : コラム : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

一般紙にMVNOのSIMについて記事が出るなんて、と素直に驚いた。

ところで、MVNOの存在を知らずにこの記事を読んだ人の中には
「ドコモのFOMAネットワークを使用、と書いてあるのに、提供している会社はDTIというのは、どういうこと?」
と思った人もいるのではないだろうか。

このブログでも何度も何度もMVNOという単語を使っているが、そもそもMVNOって何?どういう仕組みなの?という記事は書いていないので、分かる範囲で書いてみる。

まずはMVNOという言葉の定義から。

MVNOとは【Mobile Virtual Network Operator】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
携帯電話などの無線通信インフラを他社から借り受けてサービスを提供している事業者のこと。

MVNOのイメージ図を探してみたところ、こちらのサイトの説明図が分かりやすそうだ。

http://www.bco.co.jp/service/communication.html
~環境と未来をつなぐICT~ビジネスセンター岡山株式会社(BCO)

このサイトの図を見ていただくとわかるとおり、各地の基地局から、それらをまとめる設備までがドコモのもので、その先のインターネットに接続するための設備がMVNOのものである。
この「インターネットに接続するための設備」がMVNO各社によって異なるために、ある会社は速いがある会社は遅い、という品質の違いが出てくる。

また、ドコモとMVNO間の回線の「太さ」は決まっていて、無尽蔵に使えるわけではない。なのでMVNO各社は、この決まった「太さ」をなるべくたくさんのユーザでシェアするために、いろいろな工夫をしている。
1.通信速度を低速にする
2.通信量の上限を決める
3.通信できる時間帯を決める

1.は、IIJmioやhi-hoの128kbpsプラン、DTIやイオンSIMの100kbpsプランが該当する。
2.は、IIJmioのファミリーシェア1GBや、b-mobileのPairGB SIMなど。
3.は、今のところBIGLOBEのデイタイムプランのみだ。

ドコモとMVNO間の回線が太くなればなるほど、MVNO各社がドコモに支払う手数料が高くなるのだから、なるべく回線を効率的に使った方が料金が安くなる。

これを受けてDTIのSIMとイオンSIMを比べると、通信速度は同じ100kbpsなのに料金は半額というのは、やはり驚異的だ。
これを実現するために、DTIは一部の通信量が多いユーザにより厳しい制限をかけていると予想される(「最大の注意点」参照)。
イオンSIMには、イオンへの販売委託手数料があるので、その辺も「半額」の差になっているのかもしれない。

・・・と、分かる範囲で書いてみた。説明が正確でないところもあると思うが、MVNO理解の一助になってもらえれば嬉しい。

【追記】
MVNO最大の弱点「セルスタンバイ問題」ってそもそも何?という話』も、あわせてどうぞ。