2012年7月28日土曜日

楽天kobo・三木谷社長のインタビューを読んで思うこと

発売初日のセットアップの混乱、その後★1評価が増加した商品レビューの非表示化など、このブログでもkoboのトラブルについて取り上げてきたが、ついに楽天の三木谷社長がこの件に関して口を開いた。

細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ:日経ビジネスDigital

コボの出足は大成功、ネガティブな口コミは誤情報だから消し、内容を吟味して再掲載する――楽天・三木谷浩史社長(1) | インタビュー | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

自分でも意外だったのだが、不思議なほど怒りを感じない。
なんというか、三木谷さんならこのぐらいのこと言うの当たり前だよね、くらいにしか思っていない。

実はこのインタビューの前に、koboの担当役員がITmediaのインタビューに答えていて、こちらは平謝りの内容になっているのと対照的だ。

「大きなミスを犯してしまった」――楽天koboに何が起きたのか (1/3) - ITmedia ニュース

興味深いのは、この両者のインタビューが掲載されたメディアの特性だ。
ITmediaはご存じの通りIT系ニュースサイトで、いわば「その道に詳しい」人だけが読んでいるサイトだ。一方日経ビジネスや東洋経済は「ふつうのビジネスマン」が読む雑誌である。

今回、発売早々にkoboを入手してトラブルにあって非難している人々は、おおよそ前者の読者層だ、という読みなのだろう。そこでは担当役員に謝罪をさせて、これからkoboを売り込もうとしている「ふつうの人たち」が読者の雑誌では、社長が意気揚々とトラブル終結とkoboの成功ぶりを語っている。
上手いな楽天、さすが(良くも悪くも)ここまでやってきた会社だ、 と舌を巻いた。

また、上のインタビュー記事の中で純粋に面白いな、と思ったのは以下の部分。
購入された端末のアクティベーション(初期設定)も90%以上終わっている。 アクティベーションは同じコボの端末で欧米だと3カ月くらいかかって70%に到達するので、それに比べると、大変うまくいっている。
発売当初のアクティベーション率って、そんなに違うのか!と驚いた。
これは私の想像だが、欧米のユーザはアクティベーションしようとしてサーバが混んでいたらすぐ止めちゃうんだろうな、と。サーバが混んでいようが何度も何度もチャレンジして、ダメならすぐコールセンターに電話する、なんていうのは日本だけなんじゃないかと。

そんな想像をしていたら、そういえば最近同じようなことがあったなーと、以下の記事を思い出した。

【ビジネスの裏側】日本人の“行列好き”にタイガーCEOもあ然 北欧雑貨店が休業に追い込まれたワケ(1/3ページ) - MSN産経west

デンマークの100円ショップという物珍しさから、発売初日から大行列ができてしまい、想定を上回る売れ行きと混雑で一時休業に追い込まれた・・・という話。
「混んでいたらあきらめる」ではなく「並んででも買いたい」のが日本人、ということなのだろうか。