2012年7月7日土曜日

楽天の電子書籍リーダー「kobo」の、便利な使い方を考える

記事を書くのが遅くなってしまったが、今週2日に楽天が電子書籍リーダー「kobo touch」を発表した。


電子ブック楽天<kobo>: 読書に革命を。新しい楽しさを。

先週PairGB SIMの記事で書いたとおり、もしかしたらこの楽天の端末で3Gが使えるのでは・・・と期待していたが、残念ながらそれはなかった。
が、この機能で7980円というのは「相当頑張った」と言える価格だ。

端末と価格については満足度が高いが、ソフト面ではやや不安が残る。
そもそも「kobo」はハードの名前ではなく、電子書籍配信を含めたシステム全体の名称だと聞いている。今回の発表でも「kobo touch」が一番目立っていたため、電子書籍が読めるのはこの端末だけ、という印象も与えかねないが、実はPCでもスマートフォンでもタブレットでも読めるのだ。ただし、日本語版はまだ開発中ということで、これが不安のひとつ。

もうひとつは、すでにあちこちで言われているとおり「コンテンツの少なさ」だ。
日本語のコンテンツはサービス開始当初で3万冊ということだが、このうち1万冊は青空文庫のものだ(PC Onlineの記事より)。売れ筋のコミックや小説などは、ほとんど最初のラインナップには入ってこないのではないか、と思う。

が、もともと電子書籍配信のほうにはあまり期待していなかった(いまの国内の状況では、版権うんぬんが複雑でそんなにすぐにコンテンツが充実するとは思えない)ので、とりあえず「電子書籍リーダー以外の、koboの活用法」を考えてみた。

1.自炊リーダーとして使う

これは自炊している人なら誰でも思いつきそうだ。PDFが読めるし、JPGなど画像フォーマットもいけるので、スキャンした本を持ち歩くのにはよさそうだ。

2.PDFビューワとして使う

私は自炊しないので、他に何かいいものはないかと考えたときに、意外とPDFで配信されているものっていろいろあるなーと思いついた。例えば家電の取説とか。
いまはたいていの取説はメーカーサイトからダウンロードできるようになっているが、いざとなるとPC開けてまで読まない。koboのほうが「取り出してすぐ調べる」という用途にあっていると思う。
また、定期購読雑誌でPDF版を配っていることもあるし、ふつうの書籍でも購入者がPDFをダウンロードできるようにしているところもある。
今後、対象は広がっていきそうだ。

3.EPUBリーダーとして使う

目玉はこれ。今回のkobo touchはEPUB3に対応しているので、もしかしたらInstapaperで作ったEPUBファイルが読めるのでは、と期待している。

InstapaperからiBooksに記事をまとめる方法 - W&R : Jazzと読書の日々

ここにやり方が書いてあるが、実はInstapaperでは「後で読む」に入れたページをEPUBにまとめることができるのだ。
これがkoboで読めると、「後で読む」に入れたまま読まずにたまっている連載記事などを、koboで一気に読むことができる。長い記事はPCとかスマートフォンで読むと疲れるので、これは便利。
【追記】実際に試してみた記事はこちら。またEPUB変換については、次の記事もどうぞ。

4.その他(ブラウザとか、ゲームとか、手書きメモとか)

このギズモードの記事の写真を眺めていて、驚いた。

電子ペーパーすごい! 日本版「kobo Touch」国内最速ハンズオン(動画あり) : ギズモード・ジャパン

ブラウザが搭載されているのは何となく予想できたが、小さい写真を見ると「数独」画面があったり、「手書きメモ」っぽい画面もある。こういうアプリも入っているようだ。思っていたより使い道が広がりそう。

というわけで、7月19日のkobo発売までにアマゾンからKindleの詳細発表がなければ、きっと私はkoboを買ってしまうだろう。
全国いくつかの書店で実機が見られるそうなので、時間があれば試しに行きたいと思っている。
→実機を見てきた記事はこちら。電子書籍業界の今後についてはこちら

【追記】購入しました!記事はこちら