2012年6月25日月曜日

日本通信「PairGB SIM」発表と、プレスリリースに隠された謎

ここ数ヶ月、月末になるとMVNOの大きな発表があるので、油断ならない。
今月は、あったとしても29日あたりと思っていたが、今日来たので度肝を抜かれた。


月額2,970円で無駄なく分け合える「PairGB SIM」(ペアー・ギガバイト・シム)を今週発売|日本通信株式会社

なんと日本通信が「SIM2枚で月2GBまで2970円」という、本気なプランを出してきた。
先日、Amazon限定SIMを「イオンSIMと並んで日本通信の二大巨頭」と書いたが、撤回しなければなるまい。
これこそが日本通信の本命だろう。断言できる。

言うまでもないが、SIM3枚で1GBまで月2940円のIIJmioファミリーシェアを強烈に意識したプランと言えるだろう。
通信量だけ見れば、ほぼ同じ価格で倍となる。違うのはSIMが2枚か3枚ということと、決められた通信量を使い切った時に、128kbpsになるか追加料金を払わなければいけないかの違いくらいか。

現在のドコモMVNOプランの中では、間違いなく「一番お得なプラン」の一つに入る。
が、プレスリリースを読むと、それだけではない気がする。何か胸騒ぎがするのだ。

まず1つめ。

世界各国の携帯事業者が定額使い放題を廃止する中、今回発表されたドコモの新料金は、方針として歓迎するものです。そこで日本通信は、ドコモの発表を受け、日本通信としてのLTE料金を打ち出したのが、2GBで2,970円という価格なのです。

これは先週、ドコモが発表した新プランを受けてのものである。
日本通信としては、別に「ドコモの発表を受けて」「歓迎する」と明記する必要はないはずだ。なのにあえてドコモをヨイショするようなプレスリリースを出すということは、先日勃発したドコモとのケンカが、そろそろ円満解決するという暗示ではないだろうか。

もう1つ。

なお、PairGB SIMのお買い求め先については、まもなく別途、発表しますので、そちらでご確認ください。PairGB SIMは、LTE高速データ通信の本命サービスとして、現在、パートナー各社と準備を進めています。あと数日の間、お待ちください。

まだ正式な発売日や販売場所が決まっていないのに、プレスリリースだけ先に出た、ということがとても気になる。普通は販売場所が決まって、そちらの準備が整ってから同時にプレスリリースとなるはずだ(ヨドバシの時もAmazonの時もそうだった)。それをあえて先に出したのは何故だろうか。
先ほどの「ドコモの新料金プラン」が忘れられないうちに公表したい、という意図もあったのかもしれない。が、MVNOの新プラン発表が月末に集中している過去の実績を考慮すると、今月末に他社または日本通信そのものからさらにビッグなプランの発表があるため、あえて早めに情報を出してきたのではないだろうか、という予想もできる。

真相はまだ分からない。楽しみに待ちたいと思う。

最近発表されたドコモMVNO一覧にも、さっそく追加しておいた。