2012年4月27日金曜日

「ドコモが日本通信に反論」で思うこと

先日、日本通信がドコモを提訴したことについて記事にしたが、今度は逆にドコモの反論が日経に掲載されたので、それについて。

NTTドコモが日本通信に反論、「接続約款制度の理解が不足」:日本経済新聞

記事を読む限りでは、「言った言わない」のケンカのように見える。
2ページ目の冒頭にあるとおり、「コストの範囲をめぐる争い」になるのだろうが、元々の合意できちんと決まっていなかったのだから、ドコモはここまでだと思っていた、いや日本通信はここまでだ、という主張が真っ向から対立した争いになるのだろう。

難しいことは置いておいて、私が前回の日本通信の記者会見の記事と、今回のドコモの反論の記事を読み比べて感じたのは、日本通信のあざとさとドコモの殿様ぶりである。

日本通信の記者会見記事でいちばん気になったフレーズは「支払わなければ接続を切断する」「お客様を人質にしたあるまじき行為」といったあたりだ。なんという煽り文句だろう。私はこういうことを言われると逆に白けてしまうタイプなので、前回の記事でもちょっと日本通信に厳しめのことを書いた。
 対してドコモは「当社は粛々と受けて立つだけ」と大人の反応だ。
また「家賃を支払っていない状態で新たに部屋を借りるようなもの」と言っているのは、日本通信が今回問題になった間接費を払っていないのに回線の増強を求めてきた(おそらくヨドバシSIMとカメレオンSIMのための増強だろう)ことを言っているのだと思うが、これは至極まっとうな言い分だ。

しかしドコモの言い分がまっとうならまっとうなほど、殿様商売っぷりが垣間見えて、これまたあまりいい気持ちがしない。「別にあなたに借りて欲しいわけじゃないんですよ、いやならとっとと出て行ってくださいよ」と言わんばかりである。そう思うと、日本通信にもうちょっとゴネてほしい、とも思えてくるから不思議だ。

さらに気になるのは、今回の争点である間接費について、他のMVNOとは揉めていないのかどうかだ。もし今回の裁判で間接費が認められれば、日本通信のみならず他のMVNOも今後コストが増えるのだろうか。